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デビッド・パターソン (政治家) : ウィキペディア日本語版
デビッド・パターソン (政治家)

デヴィッド・アレクサンダー・パターソンDavid Alexander Paterson1954年5月20日 - )は、アメリカ合衆国政治家である。2008年から2010年までニューヨーク州知事(第55代)を務めた。
== 経歴 ==
ニューヨーク市ブルックリンに生まれる。母親はアフリカ西部のギニアビサウから連れてこられた南部の黒人奴隷を先祖に持つ人物であり、父親であるバジル・パターソンはジャマイカ系黒人であり、後にニューヨーク州州議会議員、さらにニューヨーク市助役となる人物であった。父方の祖母であるエヴァンジェリーン・パターソンには、ジャマイカの英雄マーカス・ガーベイの秘書の経歴があった。
生後3か月のとき、耳からの感染が視神経にまで波及したことによって左目を失明、右目にも高度の視力障害が生じた。ニューヨーク市の学校では養護学級での学習が求められたため、一家は普通学級への通学が可能なロングアイランドに転居した。地元の公立高校を卒業し、1977年にはコロンビア大学から学士号(B.D)歴史学)、1983年にはホフストラ大学(Hofstra University)のロースクールからJDの学位を得た。その後、クイーンズ区の地区検察局に勤務するが、司法試験には合格できなかった。
1985年、パターソンは検察局を退職、ニューヨーク州州議会議員に初当選(ハーレム地区など選出)した。2003年には院内総務となり、2007年に州知事となったエリオット・スピッツァーのもとで副知事に就任した。
2008年、スピッツァーが買春スキャンダルで州知事を辞職、規定によりニューヨーク州知事に繰り上げ就任、2010年12月31日までその任にあった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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